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On-Chip Memoryの初期値ファイル [Platform Designer]

Platform DesginerのOn-Chip Memoryペリフェラルで初期値ファイル(HEXまたはMIF)を設定する場合、右のファイルボックスから選択すると絶対パスになってしまい再配布がめんどうになる。
そこで初期化ファイルをプロジェクト相対パスで指定する方法を2つ紹介。

1.相対パスを記入
EpoWgJgVgAUuTAb-orig.png

Platform Designerのコンポーネントはプロジェクトルートをカレントとするので、プロジェクトフォルダ以下の相対パスをそのまま指定すればいい。
ただしLinux環境では ./~ で記入しないと認識されないことがある様子。

2.プロジェクトルートに配置
EpoWy0dVgAE5kEF-orig.png

QuartusPrimeの機能として、プロジェクトルートにあるファイルは暗黙的にプロジェクトに追加されたファイルと見なすので、ファイル名のみ記述して本体をプロジェクトルートに置く。
ブートローダーみたいなファイルはこちらの方が運用が楽。


どちらの方法をとる場合でも、初期化ファイルが認識できないとQuartusはCritical Warningを報告する。
EpoYO82VQAA4iIQ-orig.png

ちなみにメモリに対して初期化データの要素が足りない場合も同様にCritital Warningを出す。
ファイルが無い場合はメモリは全て0でフィルされ、足りない場合は未定義部分が0でフィルされる。

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