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Maker Faire Kyoto 2023 出展しました [雑談]

4月29~30日にけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で開催されたMaker Faire Kyoto 2023にニコニコ技術部として参加しました。ブース申請していただいたましぐれさんに感謝です。

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コロナ禍の影響で一般参加のイベントとしては実に4年ぶりの開催となったMaker Faire Kyotoですが、まずますの人手だったと思います。土曜日午後~日曜日午前と天気が崩れ、見学の人足も鈍かったのですが、そのおかげで密集することもなく落ち着いて回れたと思います。

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ニコニコ技術部ブースは今回は電飾小物の出展で、ましぐれさんはBLEペンライト、私は電飾用のモジュールの展示・販売をしました。また土曜日のみでしたがYモードPさんのNT10年史の同人本の頒布もあり、久しぶりの対面フル出展でした。

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出展物や会場の雰囲気はTwitterのハッシュタグ #MFKyoto2023 を見るのが一番だと思います。コロナ禍が明けて普段通りのイベントがゆるりと戻ってきたなと感じました。今年はMakerFaire台北も行きたいですね。

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あとましろちゃん可愛かったです。

JAMMAコントロールボード作った [雑談]

レイフォース実機をモバイルで運用したい、といつ思ったのか定かではないですが、ようやく念願叶ったのでだらっと書いておきます。



JAMMAコントロールボードというのは、JAMMA規格の業務用ゲーム基板を動かすためのユニットのことです。本来は業務用ゲーム機の筐体に入ってる機能をご家庭で扱うための変換ユニットですね。

JAMMA規格で用いられるコネクタ(カードエッジコネクタ)は、基本的には電源(+5Vと+12V,一部-5Vを使うのもある)と、映像出力、スピーカー出力、入力レバー+ボタン、コイン投入の信号などをひとまとめにしたようなものなので、最低限コントロールボード側に必要なのはコネクタピンアサインの変換です。
実際に一番簡単なコントロールボードでは、電源とレバー+ボタン入力の変換だけになっているのもあります。

が、いかんせんJAMMA規格の成立が30年以上前、そのアップデートであるJVS規格でも最終版は20年前となっていて昨今入手可能なデバイスで使うには隔たりがありすぎる‥‥それに今ならできることもいろいろ試してみたい、というわけで開発したのが今回のボードというわけです。

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今回のボード開発での目的は大きく3つ、

 ① USB-PDで動作可能な電源システムの実装
 ② ビデオ信号変換および同期信号整形機能
 ③ レバー、ボタン入力にDUALSHOCK4を使う

です。順に説明していきます。

●USB-PDで動作可能な電源システムの実装

JAMMA基板では+5Vと+12Vの供給が最低限必要です。さらに-5Vを使うのもあります。このうち12Vは主にスピーカーアンプに、5Vがロジック駆動に使われています。
で、ロジックデバイスの低電圧化が進んだのはPlayStationチップが出てきてからなので、JAMMA基板全盛の頃はほぼ全部5Vロジックがゴリゴリに動作しており、5V系は平気で4~5Aを消費します。
12Vの方はゲームセンターでがんがんスピーカー鳴らすならともかく、ご家庭用途でそんな大音量はいらないので、せいぜい1Aというところでしょう。

つまり、合わせて40W程度の電力供給能力が必要になります。
この電力を安全に供給できないというのが、長らくモバイル運用の障壁として立ちはだかっていました。そりゃシール鉛蓄電池とか生LiPoとかの電力源自体はありましたけど、そういうのをイベント会場等に持ち込むのは消防法的に許可されませんし、だいたいイベント遠征時に飛行機に積めません。

が! 昨今のUSB-PD普及のおかげで45Wや60Wの出力をもつモバイルバッテリーが、いまではそのへんの電器屋さんで普通に買えるようになりました。海外でも都市部のスマホショップに行けばほぼ100%入手可能です。すばらしい °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
同時にパワー系半導体デバイスの進歩も進み、小型・高効率のPMIC(DC/DCコンバーター等のパワーマネジメントIC)も一般的になりました。

JAMMAコントロールボードにType-Cコネクタをそのまま付けてもよかったんですが、今回はDCジャックを採用し、USB-PDトリガーケーブルによる20V供給とACアダプタによる18~24V供給で使えるようにしました。
ボード上には5V/8Aと12V/2AのDC/DCコンバーターを搭載し、PD45Wで連続稼働可能な電源システムをコンパクトに実装しています(ただこれはこれで別の問題発生してるのですが後述)。


●ビデオ信号変換および同期信号整形機能

さて今回一番の難所です。

JAMMA規格のビデオ信号は一般的なアナログVGAと異なり、かなり大きな振幅の信号を出力します。しかもビデオ信号の振幅が揃ったのはずいぶん後になってからで、タイトルによって振幅の差が激しいのも特徴ですね。
そんないい加減で良いの?と思うかもしれませんが、ボードの入れ替えで筐体モニタの輝度を合わせるのが普通だったうえ、そもそもボード入れ替えも頻繁に行う作業でもなかったのでそれで良かったんでしょう。

で、アナログビデオ振幅がVGAが0.7Vp-pに対してJAMMAでは2~4Vp-pです。タイトルによってかなり幅があります。1995年頃になるとようやく3Vp-pがデファクトスタンダードになりました。
はい、このボード3Vp-pきめ打ちで作ってしまったのでレイフォース(F3ボードで振幅2Vp-p)には暗すぎ、ワルキューレの伝説(システムIIボードで振幅4Vp-p)には明るすぎという問題が残ったままです。次回の改善ポイントその1です。
SYSTEM12にはピッタリですけど、あれはボード側で振幅可変できるのであんまり参考になりません。

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またJAMMA規格の映像同期信号はVGAで使われるHSYNC/VSYNCの分離信号ではなく、NTSC規格に近い(JVSではNTSC準拠)複合同期信号が使われています。
今回、映像出力のターゲットにする LCD-8000V2 は15kHz信号を映すことができますが、複合同期には対応していません。水平同期のラインズレにもシビアで、偶フィールドと奇フィールドでライン数が1ライン変わるだけのインターレースですら映らなくなってしまいます。

当初ここではHDTV対応のシンクセパレーターIC LMH1980 を使ったんですが‥‥。ええ、うまくいきませんでした。等価パルスを誤認したり、復元したパルス幅が足りなかったりと散々です。

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結局、SMPTE292MどころかSMPTE170M準拠ですらないJAMMA基板の複合同期を綺麗に分離するには出来合のシンクセパレーターではダメ、分離ロジック部分から自前で作るしかない!と相成り、HDLでイチから自作することになりました。
ついでに所謂「レイフォース(F3ボード)のCSYNC問題」の原因が何なのか解析もできたわけですが、この話はまた別の機会に。

作成したロジック版シンクセパレーターは規模で300LEほど。CPLDでも実装可能なコンパクトサイズです。
実性能は26Fsc(93.06MHz)駆動時にジッター幅13nsぐらいの揺れに収まってはいるものの、ドットがくっきり見えるLCDが相手だとかすかに揺れているのがわかります。この辺の追従制御のチューニングは次回の改善ポイントその2です。

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また、この時点でシンクロ連射機能がATOM-Liteのソフト処理からFPGA側のハード処理に移ることになります。

ビデオ周りの問題はまだ続きます。
なんとオンボードDC/DCコンバーターのスイッチング干渉がバッチリ載ってしまっています \(^o^)/
‥‥いや笑い事ちゃうわ(

ビデオ周りの電源配線したりジャンパとばしたりGNDベタぶった切ったりフェライトビーズいれたりアースポイント変えたりDC/DCのコンデンサふやしたりシャーシGND加工したりetc...が全部ダメ!
いやマジで笑い事ちゃうんですよ(

とりあえず多少マシになったのでいったん棚上げ。次回の改善ポイントその3(重点箇所)です。


●レバー、ボタン入力にDUALSHOCK4を使う

ここが一番時代の変化を感じたところです。
昔に似たようなのを作ったときはDUALSHOCKをCPLDで制御して使いました。
いまはM5 ATOM 1コでBluetooth接続したDUALSHOCK4の接続が簡単にできるようになりました。いい時代です。

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さて、JAMMA規格のレバーやボタン入力は、筐体のスイッチがそのまま配線されるのを前提にしています。
ボタンはGNDを共通線としていて、ONならGNDとショート、OFFなら開放が入力端子に加わります。コントロールボードはこの状態を模擬してやる必要があります。

普通に5V-CMOSで直接駆動しても構わないっちゃ構わないんですが、最近はLED電飾向けにシリアル入力でオープンドレイン駆動してくれる安くて便利な NPIC6C596A なんてドライバがありますのでそれを利用します。
シリアル側と駆動側の電源が独立になってるので、電源投入の差異でラッチアップする心配をしなくてすみます。ケーブルインダクタンスによるサージ保護の機能なんかも入ってて至れり尽くせりです。

元々はこれをM5 ATOM-LiteのSPIで駆動する予定だったんですが、シンクセパレーターをFPGAで実装し直すにあたりシンクロ連射とシリアライザをFPGA側に移し、ATOMは純粋にDUALSHOCK4との通信やボタンマッピングにのみ使うことに。M5 ATOM→FPGAの通信はピンをけちるためにUART-TX 1本のみという割り切りです。

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当初の回路とは似ても似つかぬ改造が施され、あれやこれやの開発騒動があり、ようやく‥‥!

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USB-PD 45Wバッテリーによる完全ACレスなモバイル運用レイフォースを達成!!




‥‥いや、今回の開発のメインはこっちのFPGAベースのJAMMAボードだってのはわかってるんよ。

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●追記(2022/03/11)

4月30日開催のMaker Meeting for Maker Faire Kyotoのニコニコ技術部ブースに展示予定です。ヨロシク!
バッテリー駆動の動作展示の予定ですが、連続稼働は2~3時間なので半分ぐらいは止まってると思います。

NT京都 [雑談]

ニコニコ技術部の春の恒例行事となりましたNT京都が、今年も京都・西院春日神社で行われました。
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今回はニコニコ技術部の有志イベント開催10周年ということで、昔懐かしの動画ネタを出展しました。
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当日の雰囲気などはNT京都2018 当日まとめ(togetter)からどうぞ。

Happy SIMを買え [雑談]

昨今の海外渡航で優先度上位なのが、現地でのデータ通信回線の確保、決済通貨の2つです。あとは交通系のカードがあれば使いたいですね。
現地決済は空港の為替カウンターかクレジットカードがあれば済むので、ここではデータ通信SIMと交通系電子マネーについて少々。

●データ通信SIM

シンガポールで入手できる渡航者向けのデータ通信SIMはいくつかありますが、2017年7月現在で我々海外MakerFaire出展組が入手すべきSIMはターミナル2の販売ブースで取り扱っているStarHubのHappy Travel SIM 10day(32SGD=約2500円)です。
為替カウンターの斜め向かいにあるので、換金のついでに入手しましょう。
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ぱっと見では10日有効の旅行者向けSIMですが、この10日有効というのは15Gバイトの無料データ通信枠+2Gバイトのローミングデータ通信枠で、32SGDのプリペイド分とSIMカードは180日間有効です。ただし10日間の有効期間終了時にSMS代がいくらかプリペイド分から引かれるようです。
期間内にクレジットカードでチャージ(Top-upという)をすればそこから有効期間が180日延長になる仕組みです。

窓口では開通手続きまではやってくれないので、自分で開通手続きとデータ回線設定を行う必要があります。とはいえ、SIMを交換した後、「*142#」へ電話をかければ終了します(※アクティベーション用の番号なのでへ変わる可能性がある。窓口で説明されるのでちゃんと聞いておこう)。
ただし、一部のスマホではAPNの設定が自動で行われないので、予め専用アプリ(Happy Prepaid)をインストールして出国したほうが良いでしょう。
空港のカウンター案内やアプリインストールはこちらから。

無料データ通信枠を使い切ったあとは、Top-upしたお金でデータ通信プランを選んで購入することになります。プランで細かい差異がありますが一度のアクティベーションで最大30日、通信量は100Gバイトまで繰り越すことができます。が、普通の滞在で通信残量を気にすることはあまりないと思います。

そして最も重要な点ですが、このHappy SIMは海外ローミングにも対応しているので、シンガポールの国外13の国と地域(日本、韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アメリカ)でもそのまま使えます。
(なお中国では海外ローミング扱いのため最初から盾抜けできる模様)

つまり現地でデータ通信量が余っても、帰国して残りを使うことができます。残念ながら最初に貰える無料の15Gバイト分はシンガポール国内通信専用なので、そこは少々もったいないのですが‥‥。
またSIM自体はTop-upから180日間有効なので、半年毎に課金しておけば帰国後もずっと維持しておくことができます。

さらに日本国内ではDoCoMo/KDDIにローミングできるうえ通信速度制限無しの30日1.2Gバイトプランが10SGD(約800円)からと、国内の格安データSIMと同等か、より安く使うことができます。格安データSIMでは使えないSMSに対応しているのも地味にポイントが高いです。
一応テザリングもできるようですが、SNSと一部のサイト以外への通信では何らかの本体認証と速度制限を行っているようで、日本国内サイトはゲートウェイがタイムアウトを返す場合があります。

とはいえ、東・東南アジアおよび太平洋地域では間違いなく最強のSIMで、毎年海外に行く予定がある人は、このSIMを買うためにシンガポールに行ってもいいと思える1枚です。
海外MakerFaire出展組必携。

●交通系電子マネー

一方で、交通系電子マネーはシンガポールではそれほど使い勝手がよくありません。
MRTやバスで使える交通系ICカードとしては、NETS FlashPayez-linkの2種類があります。が!
一応、コンビニをはじめ各店舗に設置をしてあるのですが、誰も使っていないのか店員が扱えないとか、最小決済額があって気軽に使えないとか、NETSのロゴを提示してるのにez-linkじゃないと決済できないなど、不都合だらけでした。

今のところ、MRTとバスに乗るためのカードと割り切って使うべきでしょう。ICカードを使うとMRTでは運賃が4割引されるので、MRTでの移動が多いなら便利です。
MRTの駅の窓口で、ez-linkカードを購入するのが良いと思います。12SGDで5ドル分がカード代、7ドル分が初期チャージになります。カードへのチャージはMRTの駅の券売機で行う事ができるので、残りが少なくなったらその都度チャージすればOKです。

●まとめ

・年に2回以上海外に行く人はHappy Travel SIM一択
・半年に一度、クレジットカードからTop-upすればSIMが維持できる
・ローミングは日本含め13の国と地域(本国のシンガポール含めると14)
・初回にシンガポール国内用15G分とローミング用2G分の無料データ通信枠が貰える
・データ通信1Gあたり800円ぐらい

・だが交通系電子マネーはいまいち


近々シンガポールに渡航される人がいましたら参考までに。

※ローミング使用時のデータ通信と初回期間終了時のプリペイド分の消費を追記 (7/30)

MakerFaireシンガポールに出展しました [雑談]

MakerFaireシンガポール2017に、ニコニコ技術部合同ブースのメンバーとして出展してきました。いつも取りまとめありがとうございます!>高須さん(@tks

さて、MakerFaireは全世界で開催されているメイカー(趣味やスタートアップなどで創作する人のこと)たちの祭典で、シンガポールは今年で5回目になります。
会場はジュロン地区にあるサイエンス・センターで、7/22~23の二日間にわたり開催されました。

関空からチャンギ国際空港まで片道6時間半、赤道直下の常夏の国。
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チャンギ国際空港に到着したら真っ先にSIMを入手します。
ここがこの旅一番のポイント。2017年7月現在であれば迷わずターミナル2でHappy Travel SIMを購入しよう!
Happy SIMについてもうちょっと詳しくオススメを書いたので渡航の参考まで。

さて、ホテルへ荷物を放り込んでいざ観光、の矢先に早速ぶっとばしたタップがこちらになります。
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シンガポールのコンセントはイギリスと同じBFタイプで240V/50Hz、最近のUSB充電器やPCのACアダプタなんかはワールドワイド対応なのでプラグ変換だけで問題なく使えるのですが、うっかりサージ保護付きタップが混ざってるとこうなるという例‥‥。

気を取り直して、早速シンガポールの電気街と言えるSim Lim Squareへ向かいます。
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Sim Lim Squareは主にPC、スマホ、カメラが集中しているビルで、電子部品などは交差点を挟んで向かい側のSim Lim Towerに入っている模様。
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規模としてはそれほど大きくなく、電子パーツショップというよりもArduinoなどのモジュールやケーブル類、LEDユニットなどを取り扱っている店舗が多くありました。

シンガポール名物、ベイサンズホテル&マーライオン
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マーライオン公園はがっかりスポットとして有名だったので一体どれほどのものかと期待して行ったのに、ここ10年ぐらいで周囲にベイサンズやら超高層ビルが建ち並んで普通におしゃれな観光スポットになっており、がっかりスポットじゃなくてがっかりだよ!と理不尽なツッコミをして次へ。

ベイサンズホテルの裏手にあるのがガーデンズ・バイ・ザ・ベイという近未来植物園です。
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フラワーガーデンとクラウドフォレストの2つのドームがあり、巨大な温室は全館冷房で快適空間になっています。
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日が暮れると、植物園にある巨大なモニュメントがライトアップされます。綺麗。

いよいよMakerFaireシンガポール当日、サイエンスセンターに移動してセッティングします。
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今年のニコニコ技術部ブースの目玉はなんといってもLED6600個を衣装に組み込んだテクノコスプレ研究会(http://technocosplay.com/)の展示です。二日間通してすごい人気でした。
MAKER FAIRE SINGAPORE 2017 (メイカーフェアシンガポール2017)17/07/22-23(テクノコスプレ研究会・もかプロデュース部)

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会場全体も大盛り上がり。
そんな中、会場を視察していたバラクリシュナン・シンガポール外務大臣がブースに来訪。
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出展していたPERIDOT Pccoloボードを興味深そうに見ておられました。

サイセンスセンターも休日のかき入れ時とあって、常設展示でのショーが行われます。
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巨大なテスラコイルで放電。
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灯油を燃焼させて火炎旋風(ファイヤートルネード)を発生。
他にもアーティスティックな展示や画像処理を施した展示などもあり、MakerFaire本体よりもメイカーっぽいぞこれとインスピレーションを受けたり。

常設展示の中に鏡の迷路があり、せっかくなので電飾ドレスの撮影もしました。
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大量のLEDが鏡に反射して素敵。

そんな電飾ドレスですが、見事ブルーリボン(MAKER of MERIT賞)をゲット!
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ニコニコ技術部はこれで3年連続のブルーリボン受賞です。

無事終了してタイ料理店で打ち上げ。
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今回は初めて東南アジア圏の中心都市であるシンガポールに渡航し、MakerFaire参加+観光をしてまわりましたが、シンガポールという国がほんとうにいろいろな文化、民族が集まってできている国なんだなと実感できてとても楽しかったです。
アジア圏では深圳が成長著しい都市としてフォーカスされることが多く、シンガポールは既に都市化された金融街や一大観光地区のベイエリアしかメディアでは取り上げられませんが、まだまだダイナミックに変わっている最中の国だということが実際行ってみてよく分かります。

MakerFaireシンガポールは今年で5回目で、第三回からニコニコ技術部はブース出展しています。だいぶ古参ですね。そして毎回ブルーリボンを貰っています。
来年もまた貰えるかはわかりませんが、次もまた参加したいと思います。

みんな、シンガポールもいいぞ!


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今年もNT京都2017に参加しました [雑談]

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去る3月19日に、京都西院春日神社において春の恒例行事となりました「NT京都」が開催されました。
今年は西院フェスと同時開催ということもあり、屋台や手芸などの出店もあって境内がたいへん賑わっていたのが印象的です。
例年は屋外展示はわりとひっそりになりがちなうえ、ブース出展をしているとご飯を喰いそびれることもしばしばありまして、境内の屋台は大変たすかりました。煮込みハンバーグバーガー旨かった。
来年も西院フェスと同時開催できると良いと思いますね。

設営日や当日の様子などはTwilogでまとめられているので、どのような雰囲気だったかを垣間見られればと。
#NT京都2017 前日&前日設営まとめ
#NT京都2017 当日以降まとめ

またニコ技WikiのNT京都ページにも参加した方のブログなどがまとめられていますので是非。
NT京都2017

ちなみにうちのブースは当日いきなり急用をねじ込まれる等のアクシデントもあり、全体的に準備不足で新製品の物販でお茶を濁すというgdgdっぷりでした。そろそろちゃんとした展示を作らねば‥‥。
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なお、当日販売していた品については、PERIDOT CRAFTオンラインショップでも購入できますので、買い逃したという方はこちらもどうぞ。
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NT京都2017開催! [雑談]

NT京都2017が今年も春のお彼岸中に京都西院春日神社にて開催されます!
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NT京都とは
「おもしろい」と思った物を後先考えずに作ってしまう人達の作品70組超が京都西院に大集合します。毎年「訳わからんけど、おもろいな」と評判のNT京都は今年で8年目。普段はウケを狙って面白作品を開発しインターネットに動画投稿している人達(ニコニコ技術部)の有志が緩い雰囲気で運営しています。

開催日時
3月19日(日) 9:30〜16:30 入場無料

その他、詳しくはニコニコ技術wiki NT京都へ!

振り返り [雑談]

2015年も押し迫ってきまして、ここで唐突に自分の基板設計遍歴を、年ごとにバックアップでさかのぼれるまで振り返ってみたいと思います。

・2007年「TURQUOISE(ターコイズ)」
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当時P板.comがようやくローンチしたぐらいの時期に作ったやつ。
秋月300円カラーグラフィック液晶を駆動するVDP基板。この成果により、ニコニコ技術部で「アルテラマスターP」の通り名を拝命する。
 → sm2999516[ニコニコ動画]

・2008年「AMETHYST(アメジスト)」
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P名付けて貰ったのに気分よくして作った秋月300円液晶シリーズ第二弾。
当時はまだスマホの普及もなく、小型モバイルで映像を表示できるものは無かった。なんとかeneloop×2で駆動できないか研究の産物。筐体をどうするか悩みつつそのままに。
やたら動画に凝り出すのもこの時期。当時はSNSもなく、動画でリプ&レスを送り合うような牧歌的な時代だった。
 → sm3806028[ニコニコ動画]

・2009年「プロジェクトABiES(アビエス)」
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秋月300円液晶シリーズの最終版。この辺りで身辺にイロイロあり、動画作成欲が激減してしまう。
 → sm11919377[ニコニコ動画]

・2010年「ONYX(オニキス)シリーズ」
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DIPスケールFPGAボードのはしり。この後、ONYX→SARDONYX→BLACKONYXまでシリーズが続く。在る意味、現在の方向性を決めたプロジェクト。

・2011年「SARDONYX(サードニクス)」
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ONYXボードのアップデート仕様。

・2012年
この年に作成したガーバーデータは無かったので、どうもそれどころではなかったっぽい。

・2013年「PERIDOT(ペリドット)」
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ご存じ、現在のメインボード。2013年に独立して事業化すべく右往左往している真っ最中。
購入はPERIDOT CRAFTでどうぞ!
 → PERIDOTボード[PERIDOT CRAFTオンラインショップ]

・2014年「SODALITE(ソーダライト)」
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久々に登場のALTERA新製品、MAX10を搭載したプロトタイピング用のボード。
SDRAMも搭載してDIPスケールでブレッドボードにもささる優れもの。最近某出版社からも似たようなボードが出てきてますが、発表はこっちが先。
こちらもPERIDOT CRAFTで取り扱っています!
 → SODALITEボード[PERIDOT CRAFTオンラインショップ]

・2015年「mov(モブ)」
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2015年に入って一転、高集積度の基板からDIP品の低集積基板にシフト。もっとも高集積の方はまともなCADで製品化するようになったから、というのが大きな理由ですが。
このMESH GPIOモジュールで動くムービングベースキットもPERIDOT CRAFTで取り扱っています
 → mov基板[PERIDOT CRAFTオンラインショップ]


こうやって振り返って見ると、ずっとPCBEでガリガリ書いてるのであんま進歩してないなー‥‥。と地味に凹みます。
そろそろKiCADあたりに乗り換える頃合いですかねえ。

ヤマグチ・ミニMaker Faireに出展します [雑談]

9月19日と20日に山口情報芸術センターで開催されるYamaguchi Mini Maker Faire(ヤマグチ・ミニ・ メイカー・フェア)にPERIDOT CRAFTとして出展します!
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展示&販売予定はこちら

1. PERIDOTボード販売
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→ github.com/osafune/peridot

おなじみになりました、ラピッドプロトタイピングFPGAボード「PERIDOT」です。今回はスターターキットはありません。本体のみです。
価格:9000円

2. SODALITEボード販売
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→ github.com/osafune/sodalite

MAX10 FPGAを搭載した小型基板モジュール「SODALITE」の先行試作型を販売します。
価格:9000円

3. HDMI Breakoutボード販売
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HDMI→MILピッチ変換のブレークアウトボードです。単なるピッチ変換ではなく、ちゃんとTMDSのペア配線に合わせたピン配になっています。(※要ハンダ付け)
価格:500円

4.その他展示
その他、PERIDOTやSODALITE基板を使った展示を行う予定です。PERIDOTボードで動くRuby/Python/JavaScript/Luaの実行エンジンと、その統合開発環境であるRubicのデモも行う予定です。
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ご来場をお待ちしております!

NT金沢2015に出展しました [雑談]

去る7月18~20日の3日間、JR金沢駅前もてなしドーム地下にて、ニコニコ技術部夏の祭典「NT金沢」が今年も開催されました。
やってる本人はアルテラマスターPですが、今回から「PERIDOT CRAFT」名義で出展を行っています。

今回も、PERIDOTボード・SODALITEボードの頒布とデモ展示を行いました。
PERIDOTの方は少しずつユーザーが増えてきて展示内容にも幅がでてきてます。よかった。
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今年はいきなり初日からエクストリームな自体に見舞われました。
前日に台風11号が近畿・山陽地方を通過。暴風の影響はさほどなかったものの、近畿圏では豪雨が1日中降り続き、その影響で翌18日はJR全線が不通という状況に。
結局サンダーバードは終日運休となり、関西組+関西足止め組でレンタカーを借りて金沢入りしたところで初日は終了しました。

19日・20日は連休の日曜・月曜とあって、いろんなお客さんがいらっしゃいました。
場所柄解放スペースなので、ブースの後ろ側(裏手)から来られる人もおり、次回はついたてで適当に仕切らないとダメかなあと思っています。

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次の出展は、9月19~20日の山口ミニメイカーフェア2015の予定です。
ブース内容はPERIDOTボードおよびオプションシールドの頒布とデモ展示となります。
また、PERIDOTボードは8月1~2日のMaker Faier Tokyoの「silicombi」ブースにて委託頒布します。

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